元中学校教師だから、ということはないと思うのですが、税理士業務(本業)以外のライフワークになっているのが租税教育です。
税理士登録の翌年平成17年より携わっています。
鹿沼税務署の骨折りで開催校が増えたところで、どこでもそうであるように税理士会にも講師をお願いしたいと署から話がありました。
私も税理士会鹿沼支部で初めに講師に選ばれたうちの一人でした。
そして、初めて講師研修会を税務署で受けたのですが、「これは違う!」と思ったのです。
今では、税理士会でも国税側でも租税教育が重点目標であり、理解も研究も進んで、児童生徒のために努力している方が多くいらっしゃいます。
でも、当時の教材には「税金への理解がなく意識が低い大人へのストレスを子供にぶつけて何とか従順な納税者を作りたい」
というような、何か偏った印象が感じられたのです。
そこで私は「これは自分で作るしかない。」と決意し、税務署の担当や旧友の指導主事を巻き込んで資料を作りました。
これを、税理士の授業だけでなく鹿沼税務署管内すべての授業で使ってもらったのです。
当初は署の担当とも熱く議論を重ねました。
鹿沼支部の歴代支部長や講師を引き受けていただいた会員の方々にはご理解とご協力をいただくことができました。
そして、今日までずっと自作の教材での管内全体での租税教室は続いています。